今回、良い機会を与えていただいた新鋭 九層展の作品と展示しておりました。解説文を掲載しときます。
古典臨書
二十年程前小学生以来の筆を握り、なぜか書を再開させてしまった。その時に与えられた古典がこの 倪元璐 五言律詩四首冊である。その当時は何でこれなのか意味不明、何度か書いたが数年前までかなり適当に書いていた。最近になりようやく、古典をよく観察できるようになった気がする。気がするだけかもしれないが?そんなことで、今回いい機会なので、千里の道も一歩から!原点に戻るということでこの臨書を選んでみた。二十年無駄に過ごしてきた反省の一枚。師(父)の年齢まであと四十年、背中を追いかけていきたいと思います。
創 作
『新鋭 九層展』今回が記念すべき第一回目の展覧会。継続されるのか?一回で終了なのか!こんな機会はもう巡って来ないということで、『九層展』という名称に引用した『老子第六十四章』より「合抱の木も毫末より生じ、九層の臺も累土より起こり、千里の行も足下より始まる。」の文章、しかし「之」と「於」の字が三回づづ出てくる。選文段階で分かっていたがどうしても書きたかった。草稿で一枚の紙に自分のスタイルで書くと余白に負け、思っていたイメージではなく、なんとか細分化して何とか作品にしたものの、反省の作。これが今の実力なのでしょう。千里の道も一歩から・・・。
この展覧会を開催させて頂くにあたり、大重会長、伊藤理事長の寛大なるご配慮により、メンバーの自主性を尊重して行動させて頂き感謝いたします。本当に有難うございました。
小作品
創作の大作を書くのに老子の言葉を調べて、老子の文章に興味がわいた。老子の八十一ある文章の中からこれを選んだ。老子は仙人か神か実在したのかどうかもよく分からない人物、現代にもよく当てはまりそうな名言や事柄も多い。そして、『老子第十四章』に決定。今回は最終的に四つの額で、縦、横どちらに並べても一つの作品と見える構成にしたかった。見栄重視。ことばの意味は後半にある「古えの道を執りて、もって今の有を御すれば、能く古始を知る。」という文章、「道」とは何かを何とか言葉で表現しようとしているようです。自己満足の世界に反省!千里の道も一歩から・・・一歩後退かな?



